アンサング・デュエット「11E,δAA1」
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シナリオの公開:可 シフターの作成:要 ワールドセッティング:任意、ただし災害が発生しうるセッティングであること(後述) 推奨する関係性:特になし(シフターには確定で被災設定がつくことに注意すること) 異界の発生原因:過去に発生した災害、それに起因するシフターの自責の念 注意事項:実際に発生した災害を取り扱っています(東日本大震災) アンサング・デュエットのシナリオです。 題材の特性上大変人を選び、そして大変な負荷が掛かることが予想されるシナリオです。 注意事項をよく読んでいただいた上で、このことについて考える一助となれば幸いです。 各深度ごとに描写例が付属しています。 20240403:また来年お会いしましょう。(同じ時期に無料にします) 本作は、「瀧里フユ、どらこにあん、KADOKAWA」が権利を有する「アンサング・デュエット」の二次創作物です。
注意事項
実在する災害・実在する土地を題材にした、「忘れないでいてもらう」ことを意図としたシナリオです。 GMはこのシナリオを遊ぶ前に必ず「凄惨な災害描写が大丈夫か」「地震や津波の描写で恐怖を覚えないか」をPLに確認してください。無理、少し怖いかも、というのであれば、このシナリオは遊ばないほうがいいです。 このシナリオには異界から脱出したときの達成感というものは存在せず、「この災害は実在した」という事実だけを持って帰ってくることになります。シナリオ作者が求めているのは「忘れないこと」であり、華麗な脱出劇ではありません。シナリオを楽しむのではなく、シナリオ内で発生している事象について考えることが求められています。 このシナリオで誰かが傷つくことは決してあってはならず、それは意図したものではありません。 以上のことを了承した上で、カット&テイク2のルールもよく活用し、決して実際の被災地の画像素材などを使うことなく、遊んでいただけるのであれば幸いです。
あらすじ
未曾有の災害から十年。 多くの人々は既に忘れ、あるいは新たなる脅威に上書きされ、世界で毎日を過ごしているころ。 シフターであるあなたは、1人だけ“余震”を感じる。 幸いなことにその日はバインダーと過ごしており(理由はなんでもよい)、そのことをバインダーに告げる。 その時間は――「14時46分」 まさにその瞬間、二人は異界へと取り込まれる。巨大な地響きを聞きながら。